【ショーペンハウアーの箴言58】柏の木の成長について
【原文】
Indessen ist die größte Eiche einmal eine Eichel gewesen, die jedes Schwein verschlucken konnte.
【和訳】
そうしている間には、最大の柏の木というものは、以前は小さな柏の木であったのであり、それは、どの豚でも飲み込むことのできた木であったのだ。
【解釈と鑑賞】
ヨーロッパでは、豚は柏の木を食べるものらしい。豚ならば飲み込むことのできる程の大きさの木であるというのです。それが成長すると大きな木になる。
ショーペンハウアーは何がいいたのでしょうか。
どんな大木も最初は枝のように小さかったということなのでしょう。
平凡ではありますが、人間はいつも結果だけをみて、そこに至る道をみることが少ないのではないでしょうか。そのようなときに、虚を突かれる箴言です。
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