【ショーペンハウアーの箴言14】
【原文】
Kommt zu einem schmerzlosen Zustand noch die Abwesenheit von Langeweile, so ist das das irdische Glück im Wesentlichen erreicht, denn das Übrige ist Schimäre.
【和訳】
ある苦痛の無い状態にあって、依然としてまだ、退屈が現れないとしたならば、それは、本質的に、地上の幸福が達成されたということなのだ。それというのも、その他のことは、妄想であり、架空のことであるからだ。
【解釈と鑑賞】
これもショーペンハウアーらしい箴言。
苦痛がないのに、退屈が来ないというのは、理想の状態ということでしょう。普通は、退屈になると言っているのです。
それ以外のことのそれとは、何を指しているのかというと、かうしてみると、苦痛がなくて、しかも退屈ではない状態、即ち、無ということではないでせう。
0 件のコメント:
コメントを投稿