【ショーペンハウアーの箴言33】
【原文】
Unser Gedaechtnis gleicht einem Siebe, dessen Löcher anfangs klein, wenig durchfallen lassen, jedoch immer größer werden und endlich so gross sind, dass das Hineingeworfene fast alles durchfällt.
【和訳】
我々の記憶は、篩(ふるい)に似ている。その穴が最初は小さくて、少しだけ通して落とすわけであるが、しかし、その穴は段々と
大きくなって、遂には、投げ込まれたものが、ほとんどすっかり落ち抜けてしまうほどになるのだ。
【解釈と鑑賞】
これは、歳を取るに連れて、記憶力が悪くなるということの例えであろうか。
全く、実感である。
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