2014年9月13日土曜日

【ショーペンハウアーの箴言33】記憶力は篩(ふるい)である。


【ショーペンハウアーの箴言33】




【原文】


Unser Gedaechtnis gleicht einem Siebe, dessen Löcher anfangs klein, wenig durchfallen lassen, jedoch immer größer werden und endlich so gross sind, dass das Hineingeworfene fast alles durchfällt.



【和訳】


我々の記憶は、篩(ふるい)に似ている。その穴が最初は小さくて、少しだけ通して落とすわけであるが、しかし、その穴は段々と
大きくなって、遂には、投げ込まれたものが、ほとんどすっかり落ち抜けてしまうほどになるのだ。


【解釈と鑑賞】

これは、歳を取るに連れて、記憶力が悪くなるということの例えであろうか。

全く、実感である。




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