【ショーペンハウアーの箴言29】
【原文】
Die Höflichkeit ist wie ein Luftkissen: es mag wohl nichts drin sein, aber es mildert die Stöße des Lebens.
【和訳】
礼儀正しいということは、空気枕のようなものである。即ち、其の中にはきっと何も入っていないらしいし、とはいへ、そのお蔭で、人生のあまたの衝突が和らぐのである。
【解釈と鑑賞】
これも、ショーペンハウアーらしい、辛辣な箴言です。
「何も入っていないらしい」というこの「らしい」(助動詞、moegen)が、ひとを食った表現になっていて、可笑しい。
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