【カフカの箴言28】
【原文】
Wenn man einmal das Böse bei sich aufgenommen hat, verlangt es nicht mehr, dass man ihm glaube.
【和訳】
ひとが悪を自分で受け容れたからといって、そのことは、ひとが悪を信じるということを要求するわけではないのだ。
【解釈と鑑賞】
これも、その通りの箴言ではないでしょうか。
悪事をなすことを自分で知り、それを受け容れて、したとして(そういう人間は数多くいるに違いない、知っても知らずとも)、そのことと、悪の言うところを信ずることは、また別だというのです。
理性を失わないための箴言です。
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