【ショーペンハウアーの箴言19】
【原文】
Also, wer erwartet, dass in der Welt die Teufel mit Hörnern und die Narren mit Schellen einhergehn, wird stets ihre Beute, oder ihr Spiel sein.
【和訳】
即ち、こういふわけで、この世で、悪魔が笛と共に、そして愚者が鈴をつけて、登場といふことを期待する者は、絶えず、悪魔と愚者の餌食であり、又は悪魔と愚者の慰みものになること必定である。
【解釈と鑑賞】
全くこの通りの世俗の有り様です。
悪魔は笛を吹かず、また笛の音とともに登場せず、愚者が来たぞといって、だれも鈴の音を鳴らすことはない。
ショーペンハウアーの箴言は、辛辣であります。
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