【ショーペンハウアーの箴言21】
【原文】
Hoefflichkeit mit Stolz zu vereinigen ist ein Meisterstück.
【和訳】
誇り高き親切、誇り高き礼儀深さというものは、それだけで、一個の名品、名作である。
【解釈と鑑賞】
これも、註釈不要の箴言です。
普通、誇り高いひとは頭が高いとしたものですが、この二つの一見相反することを、深く一個の人間の中で結びつけている人士は、それはやはり、本当の意味の名士でありませう。
慇懃無礼という言葉、相反する二通りの解釈を許す、その機微を、この箴言は突いております。
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