【カフカの箴言24】
【原文】
Wie kann man sich über die Welt freuen, ausser wenn man zu ihr flüchtet?
【和訳】
だうやって世界が喜ばしいものだと思うことができるか?そこに逃げるといふこと以外に。
【解釈と鑑賞】
わたしたちは世界の中に逃げているといふ認識があるのでせう。
といふことは、この文を書いたカフカは、その外へ出たいと思ったということでもあります。
世界の外に出ると、それでは世界に歓びを感ずることができるのかという問ひには沈黙してゐる、この行間の意味が、如何にもカフカらしいと思ひます。
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