【カフカの箴言57ー2】虚実の皮膜を嗅ぎ分ける
【原文】
Es gibt Fragen, über die wir nicht hinwegkommen könnten, wenn wir nicht von Natur aus von ihnen befreit wären.
【和訳】
それらの問いから本来自由ではないならば、わたしたちが超えることのできないかも知れない問いといふものがあるものだ。
【解釈と鑑賞】
この一行も、真虚、虚実、問いと答え、真理の所在を巡る、カフカの一行です。
虚実の皮膜を嗅ぎ分ける臭覚の持ち主ということになります。
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